ここタイでもヨガブーム。私も健康のために週に2~3回、ヨガに通っています。いつまでたっても上達しないのですが、ヨガとはそういうものではない、とかいわれもし、自分なりのペースで続けています。ヨガ始めてから、肩こりとかほとんどなくなったのには驚かされます。なのでマッサージを受けに行くのは本当にたまに。タイは町のあちこちにマッサージ屋さんがある、マッサージ天国。行きたいときには気軽な値段で行けるのはうれしい限りです。
一番手軽に受けられるのは、やっぱりタイマッサージ。これに関してはセラピストの技術の当たりハズレもあまりない。そして料金的にも安い!タイマッサージは足の先から頭まで全身をマッサージしますが、とくに足を重点的にもみほぐします。足の裏から甲、指の間、ふくらはぎ、太もも、足の付け根と、気持ちよく感じるときもあれば痛いときもある、身体に流れるエネルギーライン、タイではセンと呼ばれるラインに沿って、ゆっくり丁寧にマッサージします。これにより全身の血液やリンパの流れが活性化し、自律神経の働きを正常化させ、基礎代謝をアップさせるということです。
ところで、タイマッサージを受けている間に感じるのが、ヨガのポーズを取り入れているんだなあ、ってこと。ひねりやら、足の後ろを伸ばしたり、心の中でこれはよくやっているから痛くなくできるよ~なんて思っています。
このタイマッサージの歴史を簡単に紐解いてみると、
タイマッサージの創始者は、仏教の開祖ブッダの主治医・ シヴァカ師というインドから来た医師。タイではタイマッサージは東洋医学に基づく伝統的医療として定着しています。東洋医学全体の源流はインドのアーユルヴェーダにあり、そこからさまざまな地域や文化に根ざした手法にアレンジされていったとされています。最も特徴的なのは、タイ古式マッサージがヨガの動きに基づいているというところだと思います。【なまけ者のヨガ!?タイ古式の魅力】参考
ほんとうにその通りだなと思います。タイマッサージは『二人でするヨガ』ともいわれているんだそうです。それはセラピストさん自体もマッサージを施すことで気持ちよくなれる。以前聞いたのですが、タイのヨガともいわれるルーシーダットンは修行僧が座禅などの修行の後に身体をほぐすために生まれたもので、セラピストはマッサージとともにこのルーシーダットンも勉強すると言っていました。
ルーシーダットンのビギナーコースに1時間ですが行ったことがありますが、ヨガの簡単なポーズをやるという印象でした。またその呼吸法は、体を伸ばす時に息を吸い、ポーズを取ったら呼吸を止め、体を元に戻しながらゆっくりと息を吐く。この呼吸法は体の代謝を良くし、血の巡りを良くする効果があると言われています。ヨガでは呼吸を止めるということはないですからここがちがいますね。
最後にヨガの先生に教えていただいたのですが、肩が凝ったり、合わせて首が痛くなっときは、肩や首の付け根をマッサージしても一時的に軽減されるだけ。その場合は肩甲骨を意識するように肩を回すようにしてみる。それだけでも私の場合は痛みや凝りが一挙に軽減されたので驚きました。ちょっとした意識の向け方の違いで身体の反応がこうも違うのかと実感したときでした。