
プーケットのスパ・トリートメントではタイハーブを使ったアロマオイルがよく使われています。その香りや効果はさまざま。多くのスパが、トリートメント当日にスパのレセプションで選べるようになっています。代表的なものを紹介しますので、当日の参考にしてください。
ハーブについて
レモングラス(タクライ)
強いレモンに似た香り。痛みを和らげ、癒す効果があります。またデオドラントにも使われています。スチームサウナに混ぜることも多く、代謝を促す作用があります。化粧水としてクレンジング効果もあり。タイ料理にもよく使われます。
イランイラン
強いフローラルの官能的な香りで、スパでは特にハネムーナーに薦められます。精神的に高揚させるオイルとしてはベストなオイルの一つ。マッサージオイルに数滴垂らして使用すると効果的です。
ジャスミン
1日だけ咲く花が落ちる前に摘んでオイルを作るため、高価なオイルといえます。ロマンティックな香りにはリラックス効果があります。
樟脳 (Camphor)
日本では虫除けとして知られていますが、抗菌、関節や筋肉の痛みを和らげる鎮痛作用や、精神的なバランスをとり、抑圧された神経を鎮める働きがあります。
ターメリック (Turmeric)
タイではカミンと呼ばれています。オレンジ色の粉でタイ料理の色付けに使用されます。タイのヒーリング調合物のキーとなる成分の一つで、胃腸の不快感やスキンケアにも昔から使われています。
タンジェリン
香りはシトラス系。ストレスや神経過敏な状態を和らげ、精神をポジティブに高揚させる効果があります。子どもや老人への使用にも適しています。
コブミカン (Kaffir Lime)
葉はトムヤムクンなどのタイ料理によく使われることでおなじみです。インドネシアでは“薬のみかん”ともいわれ、その皮はハーブボールに使ったり、スチームバスに使われたりもします。血液の循環を促進し、ストレスを緩和します。
ナツメグ
温かで心地よい香りは精神を元気にする効能があります。南タイでは筋肉痛、関節痛などの炎症を抑える医療用のオイルとしても使用されています。なお、妊婦、こども、老人には使わないよう注意しましょう。
プライ
ジンジャーの一種で、筋肉痛などの痛みの軽減に使われています。タイ女性はくすみのないソフトな肌をキープするために昔から愛用しています。頭皮のコンディショナーとしても使用。
マンダリンオレンジ
オレンジの香りには鎮静作用があります。ストレス、刺激過敏、不眠などにも効果があり、マッサージや入浴時の使用、吸入が効果的です。とくにおしりや太もものマッサージに使いたい。
ライム
さわやかな香りで消毒作用などもある。とくに日焼け後のお手入れに効果的だが脂性肌向き。セルライトや呼吸器の問題にも効果がある。